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ランサー(Pathetic Grail:C)

Last-modified: 2017-07-17 (月) 17:19:01

ランサー

  • 真名:イシュバランケ
  • 身長:182㎝/体重:76㎏
  • 出典:ポポル・ヴフ
  • 地域:中南米
  • 属性:中立・善
  • 特技:変装
  • 好きなもの:トウモロコシ
  • 苦手なもの:ヒョウタン
  • 天敵:家族
  • 筋力:A 耐久:B 敏捷:B
  • 魔力:B 幸運:A 宝具:A++

略歴

  • トウモロコシの神格たるフン・フンアフプと、冥界の娘シュキックとの間に生まれた双子の英雄イシュバランケとフナウプフ。だがその生涯は決して華々しいものではなかった。
    その出生は父親であるフン・フンアフプとその弟ヴクブ・フンアフプが球技を好んでいたことに端を発する。二人が球技を遊ぶ騒音を疎んだ冥界(シバルバー)の者たちが二人を冥界へとおびき出したのだ。

  • 冥界の死神たちは様々な謀略で二人を陥れ、笑いものにし、最後には首を刎ねて殺した。その後ヴクブ・フンアフプの死体は隠され、フン・フンアフプの首は豊作祈願のためにヒョウタンの樹に晒しものにされてしまう。
    後に実ったヒョウタンを取りに向かった冥界の娘シュキックに対し、フン・フンアフプの首は呪詛を込めた唾液を吐きかける。するとどうだろう。シュキックは純潔であったにもかかわらず、フン・フンアフプの子を身ごもってしまうのだった。

  • 親をも知れぬ子を授かったと知ったシュキックの父は、純潔を訴える娘の懇願を聞き入れず、不貞への罰として生贄へと捧げようとする。自らの行く末に泣き暮れるシュキックを哀れに思った冥界のフクロウたちは、樹脂で作った心臓を変わり身としてシュキックを地上へと逃がす。
    運よく逃げ延びたシュキックはフン・フンアフプの母親である予言者シュムカネの元へと身を寄せ、双子の英雄――イシュバランケとフナウプフを産み落とす。

  • だが、生まれた双子たちのその後の生活はお世辞にも恵まれているとは言い難い。以後シュキックについての記述はなく、その生まれから祖母のシュムカネと腹違いの兄弟たちには冷遇され、双子は辛うじて与えられる残飯を啜って生き延びるほかなかった。
    少なくともその類まれなる術の才能で、腹違いの兄弟たちを猿へと変えてしまうまでは。

  • やがて、成長した双子は父親たちと同じように球技に興味を持つが、結果としてそれが親子ともども冥界の死神に目を付けられる原因となる。
    父親たちと同じように騒音に腹を立てた死神たちによって双子は冥界へと誘われる。
    だが、まるで双子は父親たちが受けた仕打ちを知っていたかのように、冥界の奸計をことごとく打ち破っていく。

  • だが、死神たちは決して敗北を認めない。繰り返される不毛な勝負に業を煮やした双子はわざと死神たちの策にはまり、一度死亡する。死体は燃やされ、生じた灰は川へと流されるが、五日の後に人魚のごとき姿として双子は再生を果たす。
    その後双子は、既に彼らが死んだものと油断している冥界の死神たちに自らを旅芸人と偽って近づき、動物を殺して蘇らせるという芸を披露して取り入った。
    徐々に熱を帯び過激になっていく双子の芸に中てられた死神たちは自分たちも殺して蘇らせてみろと言ってしまう。
    了承した双子は冥界の長――死神の双子の片割れを殺し、正体を明かす。

  • もはや蘇らない兄弟の死に恐れ戦いた長の片割れに、双子は敗北を突きつけると、命乞いをする彼らに「二度と権力を持つことは許さない」と宣告したのだった。
    敗北を認めた死神から父と伯父の亡骸の場所を聞きだした双子は、その亡骸が永遠に崇められることを願い、天へと昇り太陽と月へとその姿を変えた。

人物

  • イシュバランケはジャガーの毛皮を口の周りや胸と手足につけ、支配者の地位と関連のある赤と白の頭帯をしている。要所要所に黄金の装飾をあしらい、自らの太陽神としての力を表した黄金の槍を振るう。

  • 自らを神によって用意された都合のいい兵器として定義し、情感や人間味が非常に希薄。家族の愛というものを知らず、傍にいる者が自身の分身である双子の弟のみであることを考えれば、その人格形成も必然だったのかもしれない。

  • 聖杯自体にかける望みはなく、聖杯戦争というものを経て、他者の強い願いに触れることで人間の情感を学習できると考え参戦した。

スキル

クラス別スキル

  • 三騎士の誉れ(槍):B
  • 霊格:A
  • 対魔力:B

保有スキル

  • 神性:A+
  • 神殺し:B
  • 霊媒医療:A+++
  • 最果ての加護:A

神性

  • ランク:A+
    • 神霊適性を持つことを表すスキル。
      神と冥界の娘との間に生まれ、後に天へと昇り神と奉られたランサーは最高ランクの神性を有する。

神殺し

  • ランク:B
    • 数多の神霊、怪物を屠ってきた戦闘経験から来る機転や実力を表すスキル。強力な死霊、神性特攻を有する。

霊媒医療

  • ランク:A+++
    • 現代に伝わる医療技術とは全く異なる技術体系、霊的なものによる治療行為。
      既に廃れ、詐欺行為の代表とすら呼ばれる現代の心霊治療とは一線を画する「本物」の医療技術。
      A+++ともなれば、切断された四肢の癒着、失われてしまった主要臓器・頭部の復元、疑似的な死者の蘇生すら可能とする奇跡の業となる。

最果ての加護

  • ランク:A
    • 聖槍の所有者へと自動的に付与されるスキル。
      戦闘時においてのみ、魔力と幸運のパラメーターが一時的にランクアップする。
      普段は聖槍を封印しているため、この効果は受けていない。

宝具

冥府照らせし、神威の暁(ラカゥ・シバルバー)

  • ランク:A
  • 種別:対権宝具
  • レンジ:1~99
  • 最大補足:1000人
  • 由来:ラカゥ・シバルバー。
    冥府(シバルバー)の民の罪を暴き、その権限の一切を剥奪したイシュバランケの神威宣言。
    対象は宝具の使用権限、スキルの使用申告、逃亡などの権利を失い彼に対しての一切の反旗を翻すことができない。神性と幸運のパラメーターが高いほど抵抗確率が上がる。
    しかしそれらを持たないものはこの宝具の前では一切の無力と化す。

最果てにて煙る暁(チャク・イミシュ・チェ)

  • ランク:A++
  • 種別:対城宝具
  • レンジ:1~99
  • 最大補足:1000人
  • 由来:チャク・イミシュ・チェ。
    それは伝承に謳われた、天を支える東の果ての世界樹。イミシュの樹。雨神チャクの権能。人間を産んだ赤い稲光。
    攻撃に使用すれば、かつて双子の英霊が雨神チャクと協力し、封じられていたトウモロコシの神を救いだした雷そのものと化し、筆舌に尽くしがたい破壊をもたらす。

  • その実態は世界の表層を繋ぎとめる杭であり鋲。ブリテンの騎士王が持つロンゴミニアドと同種の「最果ての槍」。
    マヤ文明における神の時代と、人間の時代の狭間にて戦った「英雄」であるが故、彼はこの絶大な力を秘めた聖槍を所有する。通常彼はこの槍は持たず、代わりに自身の太陽神としての力の発露である黄金の槍を振るう。

暁なれ、赤雨の雷光(チャク・イミシュ・チェ)

  • ランク:A++
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:1~50
  • 最大補足:100人
  • 由来:チャク・イミシュ・チェ。
    最果ての槍の真名解放。
    マヤにおいて20年のサイクルによって示される暦カトゥン。「イミシュ」とはその始まりの日を意味する。そして、一つのカトゥンを終わらせる最後の日――それこそがイシュバランケとフナウプフそのものを表す言葉「アハウ」なのである。
    つまり始まりたるイミシュと、終わりなるアハウが現世に同時に揃うことで1つのカトゥンの終焉――世界に対して「20年の時が一瞬で過ぎ去った」と誤認させる対暦宝具とも言える代物。
    その20年分の誤認に対して発動する世界の修正力に対象を巻き込み、生じた歪みによって押し潰す、世界そのものを利用した必殺宝具。

月従う片割(フナウプフ)

  • ランク:A
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:1
  • 最大補足:1人
  • 由来:フナウプフ。
    イシュバランケの弟、フナウプフ。その正体。
    マヤにおいて英雄の資質を持つ者は双子として生まれてくるのだという。
    しかし、その片割れは人ではあるが人でなく、本来の英雄たる子をサポートするために付き従う人型の宝具なのである。
    彼らは常に共にあり、同じ相手を倒し、同じ冒険を経て、さりとて同じ栄光を享受することはなかった。
    彼らの父が神と崇められる一方で、その弟がどうなったのか描写されぬように。宿敵である冥界の双子の死神が片方だけ死んだように。
    「同じもの」であるはずの彼らが同じ結末を迎えることは決して無い。