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セイバー(Pathetic Grail:C)

Last-modified: 2017-07-17 (月) 17:17:33

セイバー

  • 真名:クッレルヴォ
  • 身長:176㎝/体重:67㎏
  • 出典:フィンランド民族抒情詩「カレワラ」
  • 地域:北欧
  • 属性:混沌・中庸
  • 特技:力仕事
  • 好きなもの:歌、女の子
  • 苦手なもの:悪戯、意地悪
  • 天敵:
  • 筋力:A 耐久:B+ 敏捷:C
  • 魔力:C 幸運:D 宝具:A+

略歴

  • 「僕が大きくなったら、体が頑丈になったら。父の無念を晴らしてやる。母の涙を償ってやる」
    フィンランド民族抒情詩「カレワラ」に登場する英雄。産声を上げるよりも早く、父の復讐を誓った青年。
    カレルヴォの子、クッレルヴォ。カレルヴォとその弟ウンタモ一族は、食料をめぐる確執が存在した。
    ウンタモの一族――ウンタモラはカレルヴォを殺し、身重の女を小間使いとしてさらった。それがクッレルヴォの母である。

  • やがてウンタモラの里で生まれたクッレルヴォは、三日目にはゆりかごを壊し、おしめをすべて引き裂くなどの凶暴性を見せた。
    ウンタモはクッレルヴォをひどく恐れ、幾度となく殺害を試みるがそのすべてに失敗する。
    樽の中に詰め、水に流すも外に出て釣りをしていた。
    火の中に投げ込むも、髪一本すら焦げてはいなかった。
    樫の木に縛り首にされたが、小刀で木に絵を刻んでいた。
    彼の殺害をあきらめたウンタモはせめてクッレルヴォを役立てようと雑用を申しつけるが、憎悪に満ちたクッレルヴォは限りなくウンタモラたちに被害の出る形で失敗を繰り返した。

  • 殺すことも役立てることもできぬと悟ったウンタモは鍛冶師イルマリネンにクッレルヴォを売り渡す。その対価は二つの平鍋、鍋の鉤三つ、そして傷んだ五つの鎌だった。
    イルマリネンの家ではクッレルヴォは家畜番をすることになった。
    しかし、昼食の際、イルマリネンの妻が持たせた石が仕込まれたパンの所為で、クッレルヴォは父の形見のナイフを損なってしまう。
    腹を立てたクッレルヴォは家畜を殺し、術によって家畜の姿に化けさせた熊や狼を使って女主人を八つ裂きにして出奔した。

  • 自分の生まれてきた意味に疑問を持ったクッレルヴォはただ復讐にのみ生きるべきと思い込み、ウンタモの元へと戻ろうとする。
    しかし、道中に青い外套の夫人から、父と母の存命を知り、彼らの元へと戻り、自身に生き別れの妹がいることを知る。
    漸く平穏な生活を手に入れたクッレルヴォだったが、生来復讐心に捕らわれ、憎悪の対象に囲まれて育ったクッレルヴォには、人並みの生活を行うことはできなかった。
    彼の怪力は船を砕き、釣り具を砕き、魚を潰した。それはもはや人の内で暮らしていくには困難な力だった。

  • 最後に、母親から旅には慣れているだろうという判断から、税金を納める仕事を任される。そして道中、妹の捜索をするようにも。
    首尾よく税金を納めた後、すれ違った美しい娘たちに声をかけてみるも、クッレルヴォはにべもなく振られてしまう。
    金髪の娘、美しい靴の娘、そして――錫の首飾りの娘。
    三人目の彼女に振られたクッレルヴォは怒り狂い、錫の首飾りの娘を無理やり襲った。

  • 「わたしは子供の頃、森にイチゴを摘みに出ました。ところが森は私を家に帰してくれなかった。『その声は家には届かず、誰にも聞かれない』と叫び、荒れ地へと追いやった。一人はとても恐ろしくて。一人はとても寂しくて。そのとき死のうと思った。でも死ねなかった。――ああ、そのときに事切れていたなら、こんな恐ろしいことを聞かなくて済んだのに。こんな無残なことを見ないで済んだのに」

  • 「お兄様」

  • そう言い残し、錫の首飾りの娘は激流の川へと身を投じた。
    自らが妹を傷つけ死に追いやったことを悟ったクッレルヴォは苦悩し、自死を覚悟する。その顔はさながら死者の住処(マナラ)から来た亡者のようだった。
    失意の中戻ってきたクッレルヴォに母は、生きるように諭す。時間が解決すると。

  • しかし、クッレルヴォはせめて自身の命に意味を持たせたいと、自分の運命を狂わせたウンタモへの復讐を再度誓う。
    だが出征の直後、父の死。そして母の死を使者から伝えられる。
    死に目にも居合わせられぬ己の不孝を恥じるが、生来の復讐心は彼に立ち止まることを許さなかった。
    親の死すら復讐の業火にくべ。クッレルヴォは至高神ウッコに祈りをささげ、100の敵に立ち向かうことのできる剣を授かる。
    その剣を以て、ウンタモラを根絶やしにしたクッレルヴォは一人、家へと帰る。
    しかし、既にそこに父は亡く、母は亡く、囲炉裏に火は入っていない。
    床には埃がつもり、船着き場には船もない。
    そしてようやく悟ったのだ。――自分には何も残っていないと。

  • 悲嘆に暮れながら森の中をさまようクッレルヴォ。やがてたどり着いた場所には一本の草も花も咲かない場所に出る。それは彼の妹が自ら命を絶った川のほとりであった。
    「罪深い俺の肉を食ってくれるか」
    「お前の汚れた血を啜ってやろう」
    最後に語り掛ける相手は。神から賜った復讐の刃だけだった。

人物

  • 金髪巻き毛の青年。誰に対しても投げやりな態度で接するが、信頼を置いたもの、身内となるものには親身となって接する。
    復讐の対象だったウンタモラが存在しないせいか、伝承にあるよりもずっと穏やかな性格をしている。
    聖杯に抱く願いは自身の妹の救済。彼女の死だけは、何があっても自身の力で償いたいと考えている。
    その影響もあって、自身よりも年下の女性(少なくとも見た目は)を直接手にかけることができない。

スキル

クラス別スキル

  • 三騎士の誉れ(剣):B
  • 霊格:B
  • 対魔力:B
  • 騎乗:C

保有スキル

  • 復讐者:C
  • 魔力放出(雷):B
  • 幻術:C
  • 怨嗟の一片:A

復讐者

  • ランク:C
    • 復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方を表すスキル。
      周囲からの敵意をむけられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちに彼の力へと変わる。
      本来はアヴェンジャーが持つクラススキル。セイバークラスのため、ランクが下がっている。

魔力放出(雷)

  • ランク:B
    • 武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
      厳密にはセイバー自身のスキルではなく、彼自身の剣――宝具が放つ雷によって発揮されている。

幻術

  • ランク:C
    • 実体を見せず、視覚情報を惑わす魔術。猛獣を家畜に、人を別人に見せかけることができる。
      ランクは比較的高くはないが、セイバーはこれを攻撃的な用途で使用する。

怨嗟の一片

  • ランク:A
    • 奸計によって損なってしまった父の形見の小刀。
      これを抱くことで、燻る復讐心を燃え上がらせる。
      このスキルを使用することで、Aランク相当の狂化と同等のステータス補正を受けられるが、戦闘終了時まで理性は失われてしまう。

宝具

至雷なる断片(ウコンバサラ)

  • ランク:A+
  • 種別:対軍宝具
  • レンジ:1~50
  • 最大補足:100人
  • 由来:ウコンバサラ。
    クッレルヴォがその復讐の成就のため、至高神ウッコに祈りを捧げ、賜った百人殺しの石剣。
    至高神ウッコが持つ石斧、断絶せし至雷(ウコンバサラ)のほんの一欠片。
    通常時にも魔力放出と同等の効果を発揮し、絶大な威力を誇る。真名解放時には刀身からウッコの権能たる稲光が放たれ、百の敵を薙ぎ払う。